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G.プレートル、80歳記念アルバム

JUGEMテーマ:音楽


EMI:7243 5 86114 2 7
Georges Bizet
/Extraits de "Carmen"(1)
Hecotr Berlioz
/Extraits de "La Damnation de Faust"(2)
Mauruce Racel
Pavane pour une infante défunte(3)
Camille Saint-Saëns
/"Danse macabre,poème symphonique,oip,40(3)
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/Musique de ballet de "Faust"(1)
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/Gymnopédie n°1(orch:Claude Debussy)(3)
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Paul Dukas
/L'Apprenti sorcier(3)
Maurice Ravel
/La valse(3)
Modest Mussorgsky
/Night on Bare Mountain(5)
Dmirti Shostakovich
/Festival Overture(6)
Alexander Borodin
/In the Stepps of Central Aia(6)
Pyotr Iliych Tchaikovsky
/Third Movements from Symphony No.5 in e-minor,op.64(7)
Francis Poulenc
/Extraits de "Les Bisches"(8)
Anton Dvoŕák
/Second Movement from Symphony No.9 in e minor,op.95 "From the New World(2)
Camille Saint-Saëns
/Bacchanale de "Samson et Dalila"(9)

Gerge Prêtre(cond)
/Oerchestre du Théâtre National de l'Opéra de Paris(1)
/Orchestr de Paris(2)
/Orchestre National de France(3)
/Orchestre Philharmonique de Monte-Carlo(4)
/Royal Philharmonic Orchestra(5)
/PhilharmonianOchestra(6)
/New Philharmonia Orchestra(7)
/Orchestre de la Société des Concerts du Concervatoire(8)
/Orchestre du Théâtre National de l'Opéra de Paris(9)

随分と前に購入していたCDです。BERKSHIREを眺めていて、このプレートルの80歳記念CDがリストに載っていたので思わずクリックしてしまったCDです。
買ってすぐに幾つかの曲は聴いていたのですが、何故か通して聴いていませんでした。まあこの手のCDではしょうがないのですが、内容はかなり寄せ集め的にはなっていますが、なかなか購入できない音源もあり貴重ともいえます。
まず最初はビゼの「カルメン」から、「前奏曲」「第1〜3幕の前奏曲」の4曲。前奏曲は冒頭から非常に響きは粗いもののノリのよさを感じさせるものです。「第3幕の前奏曲」も緩急自在の自由な息遣いで聴いていて非常に気持ちの良い演奏です。
次はベルリオーズの「ファウストの劫罰」から「ハンガリー行進曲」と「鬼火のメヌエット」。前者は遅めのテンポで変に煽ることのないどっしりと構えた演奏です。とは言え後半はいきなりアクセル全快で駆け抜けていってしまいますが・・・。「鬼火のメヌエット」も落ち着いたテンポでじっくりと各フレーズを描いています。とはいえ後半の盛り上がる部分では先の「ハンガリー行進曲」同様、いきなりアップテンポになってしまいます。
次はのラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」。演奏時間7分12秒ということで比較的遅めのテンポでじっくりと聴かせます。ホルンの音色の美妙さ加減が絶妙な味わいを出しています。
次のサン=サーンスの」「死の舞踏」は引き締まった演奏です。ここでは何ともいえないムンムンとした芳醇な響きも良いのですが、ヴァイオリンのソロが正に聴きものです。
次はグノーの「ファウスト」から「バレエ音楽」。1曲目から非常に丁寧に歌いこまれていて魅力的な演奏です。各情景の描き方が非常に上手くしなやかな部分はしなやかに、リズミカルな部分はリズミカルにと、聴いていて飽きがきません。なんとも絶妙な味わいを聴かせる演奏です。
次はサティの「ジムノペディ第1番」。ゆったりとしたテンポで冒頭から非常にふくよかな響きを聴かせます。非常に丁寧な演奏でプレ−トルというよりもサティが前面にでた音楽。
次はミヨーの「フランス組曲」。全体的に演奏の粗さはあるものの、「ノルマンディー」から非常に活き活きとした雰囲気に満ちています。「イル・ド・フランス」などもパリの喧騒が鮮明に現れています。「ブルターニュ」や「アルザス・ロレーヌ」のどこか鄙びた雰囲気も悪くありません。最後の「プロヴァンス」も非常にノリの良い音楽で中間部で聴かせる愛らしい表現も様になっています。
次はドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」。演奏時間だけでいうと中庸のテンポなのでしょうか?輪郭のしっかりとした演奏で、非常にくっりとフレーズが表現されています。落ち着いた中にもなかなか味わいを感じさせる演奏となっています。
次からはCD2です。正直内容はこちらのほうが面白いかもしれません。
最初はデュカの「魔法使いの弟子」。リズミカルな演奏で、表現の幅も非常に大きなものがあります。オケが竹を割ったようにスッカッと鳴りきった気持ちのよさを感じさせます。特に後半のオケの鳴りようは爽快です。
次のラヴェルの「ラ・ヴァルス」は冒頭からこの曲にしては似つかわしくないくらいの野太い音を聴くことができます。変な表現ですが非常にストレートで格好良く聴かせる技術は流石です。後半は正に時代の崩壊を予感させるようにオケも半分崩壊してしまう荒業。凄まじいです。
次はムソルグスキの「禿山の一夜」。正に豪快でスカッとした演奏。RPOがこれでもかという位ゴリゴリと音を鳴らしきっています。最後まで直球一本勝負的な豪快な演奏です。
次はショスタコヴィッチの「祝典序曲」。この演奏も非常にストレートなもので正に一直線の表現。
次はボロディンの「中央アジアの草原で」。5分50秒という妙に快速の演奏。今まで聴いたことのある演奏の全てを否定するかのような早足に駆け抜ける演奏です。スカッと抜けるような響きが堪能できます。
次はチャイコフスキーの交響曲第5番第3楽章。すっきりとした表現ながらも歌心に溢れていています。緩急自在の演奏で表現がなかなか多彩です。
次はプーランクの「雌鹿」から「アダージェット」「ラグーマズルカ」の2曲。両曲ともに辛口の表現です。
次はいきなりドヴォジャークの交響曲第9番「新世界より」の第4楽章。確か最近TOWERECORDSの復刻盤でも発売されたCDですが、まだ購入していなかったものです。ミュンシュ指揮のパリ管BOXで存在は知っていたものの聴いたことがなく非常に気になっていた音源です。どう表現すればよいのかなんとも不思議な演奏です。全体を通して非常に辛口のものに仕上がっています。
最後はサン=サーンスの「サムソンとデリラ」から「バッカナール」。ストレートでありながらも何ともいえない艶かしさが感じられる一種独特の演奏に仕上がっています。
一見寄せ集めてきなアルバムながらもプレートルの芸風が良くわかる曲が上手く集められていて。なかなか聴いていて楽しいCDに仕上がっています。

at 22:21, i3miura, CD(BERKSHIRE)

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ドラティ指揮、チャイコフスキー/「くるみ割り人形」全曲版ほか

JUGEMテーマ:音楽

PHILIPS:289 464 747-2
Pyotr Ilyich Tchaikovsky
/"The Nutcraker",ballet,op.71*
/Suite for Orchestra No.3 in G major,op.55**
/Suite for Orchestra No.4 in G major,op.61 "Mozartiana"***

Antal Dorati
/Concertgebouw Orchestra*,New Philharmonia Orchestra**.***
Hugh Bean(vn solo/***),Colin Bradbury(cl solo/***)

ドラティがコンセルトヘボウを振って録音したチャイコフスキーの三大バレエから「くるみ割り人形」とNPOを振った管弦楽組曲全曲から第3番と4番を収録したCDです。
元々バレエ音楽を振らせると上手さを感じさせる指揮者ですが、改めてそういう思いを強く感じさせられました。
まず「くるみ割り人形」ですが、流石バレエには手馴れているというか最初の序曲から印・テンポの非常にキビキビとしたテンポを採用し、ある種のみずみずしさを感じさせます。幕が上がってからも非常に非常に明快なサウンドに満ちていて、心地よく音楽が流れていきます。「行進曲」はメリハリの効いた明るさがあり、続く「子供たちのギャロップと親の入場」も軽快さはあるものの変に前のめりになることなくしっかりとした音作りになっています。「くるみ割り人形の贈り物」でのワルツのメロディーも非常に愛らしさが感じられます。そして音楽は徐々に盛り上がっていき「くるみ割り人形とねずみの戦闘」になりますが、コミカルな中にも躍動感が感じられ、活き活きとした輝きが感じられます。そして第1幕最後の2曲もキビキビと飛ばして演奏されますが、決してドライな演奏にはならずしっかりと聴かせてくれます。第2幕は音楽的にも色々変化に富んでいますが、非常にリズミカルに上手く聴かせます。特にディヴェルティマントに入ってからはその印象が一層強く、「スペインの踊り」でのどこか誇らしげなトランペットの響きとメリハリの効いたリズム、「トレパック」で聴かせる細やかなリズム表現によるダイナミックさ、「あし笛の踊り」での愛らしい表現、「メール・シゴーニュとポリシネルの踊り」での激しく力強い表現など、聴き所に欠きません。「花のワルツ」も一般的に聴かれるメランコリックな雰囲気はあまり感じさせず、非常に引き締まった演奏で、キビキビとした印象を感じさせます。続く「パ・ド・ドゥ」は冒頭から切り裂くようなドラマティックな表現が聴けます。「変奏」と「コーダ」は非常に軽やかで疾走するようなスピード感溢れる演奏。最後の「終曲」も力強さを感じさせるもので、壮麗なフィナーレに相応しい演奏となっています。
次は正直あまり馴染みのない管弦楽組曲が2曲。まずは第3番。第1楽章「エレジー」は非常にしみじみとした心に染み入る音楽。チャイコフスキーらしい旋律美に溢れていて、各楽器に柔らかな絡み合いが非常に印象的です。続く第2楽章は「メランコリックなワルツ」。メランコリックというよりはどんよりとした暗さを感じさせるメロディーで開始されますが、徐々に弦楽器を中心とした優雅さを感じさせる流麗なメロディーへと変わります。どこか影を感じさせながらも上質なメロディーに溢れた大人の音楽といった感じです。第3楽章「スケルツォ」は囀るような木管楽器の相手のが印象的な音楽で、駆け抜けるように一気に突き進みます。最後の第4楽章は「主題と変奏」。ゆったりとしたチェロによって主題が提示されます。その後ピチカートに合わせて愛らしいフルートによってメロディーが奏された後、一転して弦楽器によるスピード感溢れる音楽となります。その後も変奏ごとに色々と表情を変えますが、最後はタンバリンなど打楽器も加わり、非常に華やかに力強く終わります。
次の第4番は「モーツアルティアーナ」というタイトルが付けられています。タイトル通り、それぞれの楽章はモーツアルトの曲をベースにしています。第1楽章「ジーグ」はK.574を下にしており、非常に軽快で心地の良い音楽。続く第2楽章「メヌエット」はK.355を下にしており、弦楽器中心で所々管楽器による合いの手が印象意的な楽章で、非常に愛らしい小品です。第3楽章「祈り」は「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を下にしており、弦楽器を中心とした非常に優しさの溢れた慈しみに満ちた音楽。第4楽章「主題と変奏」は「グルックの歌劇"メッカの巡礼"の’我ら愚かな民の思うは’による10の変奏曲」を下にしています。各変奏の表情分けが実に鮮やかでヴァイオリンのソロをはじめとして、各楽器に魅力的なソロが用意されていてなかなか面白く聴くことが出来ます。録音は決して多くはないながらも、非常に魅力的な作品です。

at 21:15, i3miura, CD(BERKSHIRE)

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Y=P.トゥルトゥリエ指揮、フォーレ/レクイエムほか

JUGEMテーマ:音楽

CHANDOS:CHSA 5019(Hybrid-SACD)
Gabriel Fauré
/Cantique de Jean Racine,op.11*
/La Naissance de Vénus,op.29**
/Pavane,op.50*
/Requiem,op.48****

Yan Pascal Tortelier/BBC Philharmonic*.**.***.****
Mary Plazas(sop/**),Pamela Helen Stephen(m-sop/**),Timothy Robinson(ten/**)
James Rutherforf(bas/**.***.****),Libby Crabtree(sop/****)
Jonathan Scott(org/****)
City of Birmingham Symphony Chorus*.**,***.****

Y=P.トゥルトゥリエが指揮したフォーレの「レクイエム」ほか合唱を作品を収録したCDでです。個人的には数十枚持っていレクイエムよりも、あまり所有していないそれ以外の曲に興味をそそられました。
まず最初は「ラシーヌ賛歌」。久しぶりに聴きましたが非常に簡素で透明感の強い演奏。合唱の統率もしっかりと取れており、何とも言えない美しさに満ちた演奏です。5分強と非常に短い作品ですが、時間の短さを感じさせない至福の時を味わえることの出来る演奏です。
次は「ヴィーナスの誕生」。初録音となるテテゥ盤以外では初めて聴きました。ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノールにバスのソリストに合唱も伴う20分強の作品ですが、非常に純度の高い演奏となっていて。オケ・パートが非常にきめ細やかで饒舌な語り口を持っています。ドラマティックな盛り上げも十分です。また合唱も非常に繊細かつ力強さを感じさせます。各ソリストもドラマティックな歌声を聴かせて、なかなか絶妙な絡み合いを聴かせてくれます。非常に水準が高く、しっかりとした演奏です。
次の「パヴァーヌ」もあまり合唱付のCDを持っていませんでした。非常にスマートな演奏で、非常に淡々と演奏されます。
最後は「レクイエム」です。最初の「入祭文とキリエ」は以外にも繊細さと言うよりは力強さが前面に出たかのような演奏で、非常にしっかりと聴かせます。とはいえ場違いな雰囲気は感じられません。続く「奉納唱」はしっとりとした演奏で、静けさが支配します。ただ独唱のロビンソンの歌声は個人的にはもう少し深みが欲しいです。「サンクトゥス」は比較的速めのテンポで演奏され、少々あっさりとした味付けですが、透明感があり悪くはありません。オルガンも控えめであまりでしゃばりません。「ピエ・イェズ」は一転してしみじみとした味わい深さを感じさせるもので、非常に透明感が高く美しい演奏となっています。非常にゆったりと丁寧に歌われています。「リベラ・メ」も緊張感がありしっかりとした演奏。音に適度の厚みがあります。少々前のめり気味になってしまうのが難ですが。最後の「イン・パラディズム」は透明感が高くしなやかさを感じさせます。合唱が非常にしっかりと統制されていてマイルドな響きを聴かせてくれます。
全体を通して声の制御がしっかりとされており、テンポ設定など少々違和感を感じさせる箇所も個人的にはありますが、決して悪い演奏ではありませんでした。

at 22:22, i3miura, CD(BERKSHIRE)

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R.クライナート指揮、リーバーマン/ジャズ・バンドとオーケストラのための協奏曲ほか

JUGEMテーマ:音楽

BERLIN Classics:0031002 BC
Béla Bartók
/Divertimento*
Paul Hindemith
/Philharmonisches Konzert**
Rolf Liebermann
/Concerto für Jazzband und Sinfonieorchester***

Herbert Kegel/Rundfunk-Kammerorchester Leipzig*
Rolf Kleinert/Rundofunk-Sinfonie-Orchester Berlin**.***
Tanzorchester des Berliner Rundfunks***

リーバーマンのジャズバンドとオーケストラのための協奏曲をBERKSHIREで探していたところ見つけたCDです。
BERLIN Classicsのリ・イシューCDはどうしても持っているものと重複しがちなのですが、ここに収録されているケーゲルのバルトークも以前別のCDで所有している音源でした。
ということで一応曲順なので、ケーゲルがライプツィヒ放送室内管を振ったバルトークのディヴェルティメントから。この演奏は本当に凄い演奏です。第1楽章で聴かれるリズムの処理が非常に鮮明で、切れ味の鋭く活き活きとしたものになっています。ケーゲルらしい緊張感の高さが全面に現れています。第2楽章はピンと張り詰めた緊張感の表現力が凄まじく、切り裂かれるような痛切感が漂っています。最後の第3楽章も快活なリズムの処理が非常に鮮明な演奏。水を得た魚と言う感じの、何とも素晴らしい演奏です。
次からの2曲はクライナート指揮のもの。最初はヒンデミットの「フィルハーモニー協奏曲」はあまり録音のない曲かもしれません。元々ベルリン・フィルの創設50周年記念に書かれた作品で、20分強の主題と6つの変奏曲からなる作品。クライネールは非常に統率の取れた棒裁きで、この作品を実に上手く表現しています。各変奏の表情付けが巧み(特に暴力的な表現での爆発力が凄いです)でなかなかしっかりとした音楽を聴かせます。速いパッセージの部分も楽々と弾きこなしており、技量の高さを感じさせます。それにしてもオケが非常に上手い!!
最後はお目当てのリーバーマンの「ジャズバンドとオーケストラのための協奏曲」。ここではベルリン放送響とベルリン放送ダンス管というジャズバンドが共演しています。で演奏ですが、「ジャンプ」以降は東ドイツのオケとは思えないくらいのノリのよさを聴かせます。ジャズ・バンドのほうの各ソロも非常に上手く、不満はありません。「間奏曲」後半のドラミングも非常にスピード感に溢れていて様になっています。非常に活き活きとした演奏で十二分の堪能できました。クライナートのCDは初めて聴きましたが、凄く良かったです。

at 15:53, i3miura, CD(BERKSHIRE)

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R.S.ホイットニー指揮、コープランド/オーケストラ変奏曲ほか

JUGEMテーマ:音楽

first edition:FECD-0001
Aarn Copland
/Orchestral Variations
uigi Dallapoccola
/Variazioni per Orchestra
Elliot Carter
/Variations for Orchestra
Charles Ives
/Variation on "America"(arrenged by William Schuman)

Robert S.Whitney/The Louisville Orchesyra

アメリカのルイヴィル管が委嘱した作品を中心に収録したなかなか興味深いCDです。発売当初から気にはなっていたのですが、ついつい先送りにしていたところBERKSHIREで発見し購入しました。
因みにここで指揮をしているホイットニーは1937年に当オケを創設した人であり、創設以来引退する1967年まで音楽監督を務め、数多くの委嘱を行いました。
まず最初はコープランドの「オーケストラ変奏曲」。元々は1930年に作曲された「ピアノ変奏曲」ですが、ルイヴィル管が作曲家に委嘱をしオーケストレーションされたのが当作品です。初演が1958年3月5日で、この録音が同年4月21日ということでまだ出来たてホヤホヤでのレコーディングです。さて演奏は冒頭から非常に力の入った熱い演奏となっています。ピアノ版に比べるとかなり分厚目の感じのする作品となっており、コープランドの作品にしては元々ギスギスとした響きのこの曲をより一層現代(近代)音楽的な響きで演奏しています。
次はダラピッコラの「管弦楽のための変奏曲」。この曲も同オケの委嘱作品で1954年10月2日に初演されました。この録音は同じ10月に行われています。14分ほどの作品で、最近でこそ録音が増えてきましたが、以前は殆ど録音がありませんでした。十二音技法によって書かれた作品でありながらも非常に音楽的な響きに満ちています。濃密な襞を一つ一つ解いていくような濃厚さがあり、どことなくベルクの作品のような浪漫性も感じられます。
次のカーターの「管弦楽のための変奏曲」も同オケ委嘱作品で、1956年4月21日に初演、録音は翌5月20日に行われました。25分弱の作品です。正直この作品は何回聴いてもあまり変奏曲という印象が残りません。純粋に管弦楽曲というイメージが強く、かといって次から次へと表情が変わる玉手箱のような印象を強く感じさせます。
最後はアイヴスの「アメリカ変奏曲」(W.シューマン編曲)です。この作品のみは同オケの委嘱ではありません。録音の1964年とこの1曲のみ少々時期が外れています。録音が古いせいか非常に尖がった響きになっており、現代曲という印象を強く感じさせます。
どの曲も同時代の作品ということで、演奏する側の意欲が凄く感じられるもので、非常に濃さを感じさせる演奏揃いです。

at 23:15, i3miura, CD(BERKSHIRE)

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ポリャンスキー指揮、アレンスキー/交響曲第1番ほか

JUGEMテーマ:音楽

CHANDOS:CHAN 10086
Anton Arensky
/Symphony No.1 in b minor,op.4*
/Cantata on the Tenth Anniversary of the Coronation op.26**
/Fantasia on Themes by I.T.Ryabinin,op.48***
/Variations on a Theme by Tchaikovsky,op.35a*
/Three Vocal Quartet,op.57****

Varery Polyansky/Russian State Symphony Orchestra*.**.***
Tatiana Sharova(sop/**),Andrei Baturkin(bar/**)
Tatiana Polyansky(pf/***),Dmitri Miller(vc/****)
Russian State Symphonic Capella**.****

今回もCHANDOSの旧譜からの1枚です。
ポリャンスキーがロシア国立管を振ったアレンスキーの作品集で、一部合唱も加わる作品を収録しています。
まず最初は交響曲第1番。サンクト・ペテルブルク音楽院を卒業した翌年の1883年に作曲されたこの作品は、4楽章約35分ほどからなります。第1楽章から彼らしい歌謡性に富んだメロディーが溢れた楽章で、非常に力強さを感じさせます。少々長さを感じさせはするものの、非常に平易な音楽となっています。第2楽章は一転してゆったりとした音楽となっており、ロシアの大地を感じさせる開けた長閑な雰囲気の音楽です。非常にシンフォニックな歌で構成されており、音楽の流れに身を任せて聴くことのできる楽章です。第3楽章は力強さを感じさせるスケルツォ楽章。田舎風のあまり洗練されているとは言えない音楽ですが、非常に素朴でストレートな表現となっています。最後の第4楽章は2つのロシア民謡をベースに構成された楽章。舞曲風の力強くも軽やかさを感じさせるもので、軽やかに駆け回るような木管楽器と対照的に力強さを感じさせる金管楽器、リズムを強烈に刻みつけるタンバリンが実に印象的です。少々しつこさを感じさせる部分も無きにしも非ずですが、悪くはありません。如何にもロシアの作曲家の書く作品、と言う感じのものです。
次の「戴冠式10周年記念のカンタータ」(チャイコフスキーが戴冠式の作品を書いたアレクサンドル3世のための作品)は1893年に書かれた7分弱の小品で、当録音が初録音に当たります。ムソルグスキーの「ボリス・ゴドノフ」の戴冠式のシーンにも使われたフレーズが登場す壮麗な音楽。中間部ではメゾ・ソプラノによる独唱が朗々と歌われます。最後は如何にもと言う感じで力強く華やかに締められます。
次の「リャビーニンの主題による幻想曲」は1899年に作曲された彼にとって唯一のオーケストラとピアノのための作品。10分ほどの単一楽章の曲です。タイトルのI.T.リャビニンというのはきたオネガ地方の農民・漁師であり先住民の古来の歌を守り続けた吟遊詩人の王朝の創始者(書いていて何だかよくわかりませんが・・・)と言う人物。非常に叙情的で歌心に満ちた作品で、時には行進曲のような感じにもなりますが、なかなかメロディアスな曲調の作品です。
次の「チャイコフスキーの主題による変奏曲」は元々はチャイコフスキーの死を尊ぶために作曲された弦楽四重奏の第2楽章にあたります。この楽章はチャイコフスキーの「子供のための歌曲」の「伝説」から採られており7つの変奏曲とコーダから成り立っています。16分ほどの曲で、弦楽合奏によって演奏されます。各変奏の表情分けがうまく描かれており魅力的な小品です。
最後は「3つの合唱四重奏曲」で伴奏チェロを伴います。1901年作曲の作品で7分ほどの小品です。「セレナーデ」「死にかけている星に」「温泉」からなり、特に2曲目での朗々としたチェロの音色が印象的です。この作品も当録音が初録音と言うことです。
あまり聴くことのないアレンスキーの作品ですが、どの曲もなかなかに魅力的な作品で、決してこの作曲家が侮ることの出来ないことを実感させられる曲です。



at 21:59, i3miura, CD(BERKSHIRE)

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ヒコックス指揮、ブリトゥン/戦争レクイエムほか

JUGEMテーマ:音楽

CHANDOS:CHAN 8984/3
Benjamin Britten
/War Requiem,p.66*
/Sinfonia da Requiem,op.20
/Ballad of Heroes,op.14**

Richard Hickox/London Symphony Orchestra
heather Harper(sop/*),Philip Langrige(tem/*),John Shirley-Quirk(b-bar/*)
Martyn Hill(ten/**)
London Chamber Orchestra*,London Sympphony Chorus*.**
Choristers of St Paul'S Cathedral*,Roderick Elms(org/*)

久しぶりにBERKSHIREに注文したCDの中の1枚(と言っても前回注文したものも、まだ全部聴ききっていないのですが・・・)。
ヒコックスが指揮したブリトゥンの「戦争レクイエム」と「シンフォニア・ダ・レクイエム」という代表曲2曲と、「英雄のバラード」という録音の比較的少ない秘曲(僕自身は他にラトルの指揮したCDしか持っていません)を収録したCDです。
ということでまず最初でありメインの「戦争レクイエム」ですが、この演奏が作曲者自身の自作自演に並ぶとも劣らない大変な名演です。精細さとダイナミックスを兼ね備えた演奏で、ブリテゥン自身の演奏に比べ奥行きに乏しい(あくまでも比較論の話)ものの、流石合唱指揮者ヒコックスという演奏を聴かせてくれます。1曲目の「入祭唱」からケ・合唱共に渾然一体となった強烈な緊張感を伴った演奏となっています。非常に彫りの深い表現力は正に圧巻です。続く「怒りの日」は強烈です。豪快さと繊細さが上手く兼ね備えられた演奏で、スケール感漂う圧倒的なパワーが感じられます。非常に起伏が激しく音楽的な感興に富んだ演奏となっており、この曲だけをとると正直ブリトゥン自作自演以上に感動が味わえます。続く「奉納唱」ですが、暴徒に登場する児童合唱から非常にみずみずしく緊張感高ぶるものとなっています。そして最後の「リベラ・メ」は正に圧巻です。ケーゲル盤ほどの鬼気迫る緊張感はないものの、高度に音楽的で深みに達しています。正に圧巻と言えるほどの高みに達した演奏と言えます。
次の「シンフォニア・ダ・レクイエム」もなかなかの名演です。1曲目の「ラクリモーザ」は緊張感が高く、また音楽の流れに大変スケール感を感じさせる悠然としたものとなっています。ゆったりとした流れの中で音楽を構成し、深みを感じさせる表現力は流石です。2曲目の「ディエス・イレ」は重量感のある演奏で、かつリズムの処理もしっかりとした豪快な演奏。最後の「レクイエム・エテルナム」は非常に丁寧な演奏で、正に平穏を祈るかのような安らかな音楽。弦楽器の表現が非常に柔らかく上質な音楽を聴かせます。
最後は「英雄のバラード」。前述のように過去にはラトル盤しか聴いたことがありません。テノール独唱と合唱を伴う3曲からなる20分弱の作品です。1曲目は「葬送行進曲」は金管によるファンファーレで開始されます。その後弦楽器によって厳かな葬送行進曲と共に、合唱が加わります。短いながらも静謐さと力強さを感じさせます。切れ目なく次の「スケルツォ」(死の踊り)に移ります。非常に速いパッセージで歌われますが、しっかりと統制が取れており実力の程を感じさせます。「死の踊り」ということで重量感のある威圧的な曲となっています。最後は「レチタティーヴとコラール」。この曲でテノールの独唱が登場します。非常に深みを感じさせる歌唱で心に染み入ります。
全体通して流石ヒコックスと感じさせる演奏で、オケと声が正に渾然一体となって音楽を作り上げていく様が、はっきりと判ります。

at 22:11, i3miura, CD(BERKSHIRE)

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B.トムソン指揮、ハーティ/「リルの」子供たち」ほか

JUGEMテーマ:音楽

CHANDOS:CHAn 7033
Herbert Hamilton Harty
/The Children of Lir*
/Varioations on a Dublin Air**
/The Londonderry Air
/Ode to a Nightingale*

Bryden Thomson/Ulster Orchestra
Heather Harper(sop/*),Ralpf Holmes(vn/*)

作曲家としてというよりも、指揮者・編曲家としての知名度のほうが遥かに高いH.ハーティの作品集です。最近ではNAXOSからも何点か登場していますが、以前はこのB.トムソン指揮のCHANDOS盤くらいしかなかったのではないでしょうか?個人的に気になってはいたものの今回BERKSHIREで発見し、漸く購入しました。
まず最初は「リルの子供たち」という作品。1936年に作曲された7部からなる30分強の作品です。因みに初演は当然作曲者自身の棒で1939年に行われました。タイトルの「リルの子供たち」というのはアイルランドに古くから伝わる物語のようで、内容は継母の魔法によって白鳥に姿を変えられたまま、900年もの間放浪する羽目となったアイルランド王リルの4人の子供たちの悲劇を音楽化したものです。曲は最初の「イントロダクション」から重厚感漂う悲劇性を表現した音楽となっています。その後も非常にストーリー性を重視した起伏に富んだスケールを感じさせる作品となっており、なかなかよく書けた作品となっています。また第5部と第6部ではヴォカリーズが加わりますが、情感豊かで非常に感動的です。終曲もスケールが大きく感動的です。
次は「ダブリン・エアによる変奏曲」。1912年作曲の17分ほどの作品です。非常に叙情的で情感豊かさ作品に仕上がっています。
次の「ロンドンデリー・エア」は1924年作曲の5分強の小品です。弦楽オーケストラとハープのための作品で、冒頭から親しみのある「ロンドンデリーの歌」(ダニー・ボーイのメロディー)がヴァイオリン・ソロで奏でられます。短いながらも非常に情感豊かな作品で、グッとくるものがあります。
最後は「ナイチンゲールの頌歌」。1907年のカーディフ音楽祭で初演された20分強の作品。冒頭は遅めのテンポで非常にしみじみとした雰囲気の序奏で開始されます。2曲目からはソプラノ独唱が加わりますが、非常に劇的で深みがあります。ハーパーの歌声も流石に貫禄があり、聴き応えがあります。
あまり馴染みのないハーティの作品集ですが内容的にもなかなか濃いものがあり、それ以上にトムソンの演奏が非常に共感に満ちた味わい深さを感じさせる好演となっています。

at 21:27, i3miura, CD(BERKSHIRE)

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N.ヤルヴィ指揮、スクリアビン/交響曲第3番ほか

JUGEMテーマ:音楽

CHANDOS:CHAN 8898
Anton Stephanovich Arensky
/"Silhouettes"(Suite No.2),op.23
Alexander Scriabin
/Symphony No.3 in c minor,op.43 "Le Divin Poème"

Neeme Järvi/The Danish National Radio Symphony Orchestra

N.ヤルヴィがデンマーク放送響を振って録音した数少ないCDのうちの1枚です。
まず最初はアレンスキーの組曲「シルエット」。元々は2台のピアノのために書かれた5つの組曲の1つで、後に1〜3番は管弦楽版としてオーケストレーションされています。でこの2番ですが、元々は1892年に作曲された作品で全5曲からなる20分ほどの作品です。まず最初は「学者」。ピアノ版では「ペダンティック」(フーガ)とされている作品で、冒頭から重厚さを感じさせる作品。威圧感のある曲で正に学者という面持ちです(曲的にはバッハのパクリのようですが・・・)。2曲目は「コケットな女」。ワルツのリズムに合わせたチャーミングで愛らしい小品です。3曲目の「道化」はカラフルな色彩感に富んだ作品で、何処となくユーモラスな表情付けもされています。4曲目の「夢見る人」はゆったりと時が流れる叙情的でしなやかな表現の作品。最後の「踊り子」はスペイン風の舞曲で重量感があり、かつ非常にスピーディーで颯爽とした作品。クライマックスの畳み掛け方も申し分ありません。あまり有名な作品ではありませんが、非常に描写的で明快さ作風です。
次はメインのスクリアビンの交響曲第3番。第1楽章から変にもったいぶったところのないスマートな演奏です。比較的速めのテンポ設定を採り、オケを比較的しっかりと鳴らしきっています。とはいえ変に重苦しくなることはありません。巨大でうねるような第1楽章を変な先入観なく聴く事が出来る演奏です。続く第2楽章はいささかあっさりしているような印象の演奏。どちらかと言うと慎重に演奏しているような感じで、もう少し振幅があっても良いと感じさせます。第3楽章も威圧感には乏しいものの、適度に重量感があり音楽的には非常に整った演奏に仕上がっています。部分部分の抑えるべきところはしっかりとしており、当然スヴェトラーノフ盤のような威厳さは無いものの音楽的な純度と言う意味ではなかなかの仕上がりだと言えます。最後のクライマックスの部分での重量感も過不足は無くしっかりとしています。
全体を通して非常に整った演奏といえ、悪くはありません。

at 14:01, i3miura, CD(BERKSHIRE)

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R.コープ指揮S.クームズ(pf)、ピエルネ/ピアノ協奏曲ほか

JUGEMテーマ:音楽

Hyperion:CDA 67348Gabriel Pienéne
/Concerto pour piano et orchestre en ut mineur,op.12
/Poëme symphonique en ré mineur,op.37
/Fantasie+Ballet en si bémole majeur,op.6
/Scherzo-Caprice en ré majeur,op.25

Ronald Corp/BBC Scottish Symphony Orchestra
Stephen Combs(pf)

ここのところtimpaniレーベルが力を入れている作曲家の一人、G.ピエルネのピアノと管弦楽のための作品を収録したCDをBERKSHIREで購入したのですが、すっかり忘れていました。
これはHyperionレーベルが進めているW"The Romantic Piano Concerto"というシリーズの第34弾(他にどういう作品が発売されているのかよく知りませんが)で、ピアノ協奏曲以外にも3曲収録されています。正直どれほど認知されている作品なのか判りませんが、僕自身はピアノ協奏曲と「舞踊幻想曲」はSolistice盤(ヴァシェー指揮ドゥエ青年管)でのみ聴いたことがあります。
ということで、まず最初のピアノ協奏曲から。1887年作曲と言うことで彼の24歳の時の作品で3楽章構成で20分ほどからなります。第1楽章は力強い序奏で開始されますが、主部に入ってからはサン=サーンス+ラフマニノフといった感じの正にロマンティク・コンチェルトといった響きとなっています。ただ曲調は少々ダサさを感じさせますが・・・。第2楽章はそのまんまサン=サーンスといった感じで、正直ピエルネの個性と言うものはあまり聴かれません。最後の第3楽章も非常にロマンティックな響きに支配されている楽章でロンド形式で構成されています。かなり外面的で輝かしさ満点の前半から、一転して叙情的でメランコリックな雰囲気の中間部を経て再び第1楽章の主題に戻り幕を閉じますが、非常に輝かしい響きを聴かせます。
次の交響詩はピエルネにとってピアノと管弦楽のために書かれた作品の中で最後の作品。1903年に作曲された13分ほどの作品。因みにこの年は彼がコンセール・ラムルーの副指揮者になった年と言うことです。編成を考えるとフランクの「魔神」あたりを参考にしたのでしょうか?重厚かつロマンティックな響きの作品で、少々単調ながらもしっかりとした作品に仕上がっています。
次の「舞踊幻想曲」はピアノと管弦楽のために書かれた最初の作品で、1885年に書かれています。10分強の曲です。非常に愛らしい表現の作品で、表情の変化の豊かな秀作です。
最後は「スケルツォ・カプリス」。1890年作曲の10分弱の小品。冒頭から激しく速いパッセージで一気に耳を奪われます。非常にロマンティクな作風でメロディーもしっかりとしていてなかなか魅力的な小品です。
ロマンティック・ピアノ。コンチェルト・シリーズの1枚と言うことで、作風的には正にタイトル通りのもので、普段あまり知ることのないピエルネの魅力と言うものに触れられる1枚です。
演奏も非常にしっかりとしたもので、過不足ありません。

at 23:37, i3miura, CD(BERKSHIRE)

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