2006.05.02 Tuesday
G.シュウォーツ指揮、ショスタコーヴィッチ/「ステパン・ラージンの処刑」ほか
NAXOS:8.557812
Dmitry Shostakovich
/"The Execution of Stepan Razin",symphonic poem,op.119*
/"October",symphonic poem,op.131
/Five Fragments,op.42
Gerard Schwarz/Seattle Symphony
Charles Robert Austin(b-bar/*),Seattle Symphony Chorale*
しつこい位に続くNAXOSの新譜です。今回はG.シュウォーツ指揮によるショスタコのあまり録音の無い作品を集めたアルバム。企画としてはNAXOSらしいのですが、録音時期を見ると順に1996年、2000年、2005年となっているので、NAXOSオリジナルではなく元々は他のレーベルで発売されていたものなのでしょうか?DELOSから出ていた記憶は無いので、どこか他からでしょうか。
正直演奏の方はそれ程期待せず買ったのですが、意外に好演でした。
まずは「ステパン・ラージン」から。冒頭から非常に緊張感の高い演奏です。ケーゲルのような異様な緊張感と言うものは当然望むべくもありませんが、比較的ゆったりとしたテンポでジワジワと押し寄せる雰囲気があります。独唱が少々こもった感じで不満もありますが、それ以外は合唱も意外とよく歌っており、オケも色彩感がありなかなか整理された良い演奏です。
続く「十月革命」。この演奏も比較的落ち着いたテンポ設定で過不足なく聴かせ、充分高揚感のあるものです。荒々しい表現に欠ける部分はありますが、この曲の形を上手く表現した演奏でソツのない出来栄えです。
最後は「5つの断章」。他の曲以上に録音の少ない作品ですが、奇を衒うこともなくしっかりと聴かせます。
ショスタコの曲と言うと一部の曲以外はなかなか録音に恵まれない作品も多く、ここに収録された作品もその一部ですが、1枚1000円程度でこのレヴェルの演奏が聴けるのであれば、初心者の方でなくても、それなりに満足できるのではないでしょうか?以外に拾い物のディスクです。

















