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A.チッコリーニ、グリーグ/抒情曲集


CASCAVELLE:VEL 3083
Edvard Grieg
/Pièces lyriques volume 1,op.12
/Pièces lyriques volume 2,op.38
/Pièces lyriques volume 3,op.43
/Pièces lyriques volume 4,op.47
/Pièces lyriques volume 5,op.54
/Pièces lyriques volume 6,op.57
/Pièces lyriques volume 7,op.62
/Pièces lyriques volume 8,op.65
/Pièces lyriques volume 9,op.68
/Pièces lyriques volume 10,op.71

Aldo Ciccolini(pf)

グリーグの抒情曲集の全曲盤。個人的にはオストベ盤に続いて2つ目の全集になりますが、正直違う曲集のように聴こえてきます。
さてチッコリーニです。彼は1925年生まれなので今年で81歳になります。このCDの録音は2004年なので79歳の時のもの。彼自身は過去に抜粋盤での録音があるので一部は複数回目の録音に当たります。
ここで彼はいつもの様にファツィオリを使用していますが、非常に明るい音色を聴かせてくれます。正直このCDを聴いていると本当に79歳の人間が弾いているの?という思いがしてなりません。
若々しくもあり深みもあり一曲一曲が非常に意味のある曲に聴こえてきます。正直それ程深みのある音楽ではないのですが何ともいえない味わいというものが感じられます。

at 22:55, i3miura, CD

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A.メネセス、ヴィラ=ロボス/チェロ協奏曲


VALOIS:V 4843
Heitor Villa-Lobos
/Concierto para Violonchelo y Orquesta No.1
/Concierto para Violonchelo y Orquesta No.2
/Fantasí para Chelo y Orquesta

Víctor Pablo Pérez/Orquesta Sinfónica de Galicia
Antonio Meneses(vc)

大変な多作家のヴィラ=ロボスですが、実際に多く録音されているのは、「バキアナ・ブラジレイラ」、「ショーロ」、「赤ちゃんの一族」ほか一部の作品ばかりで、それ以外の作品と言うのはなかなか聴く機会がないのが実情だと思います。少し以前にハーモニカ協奏曲を取上げましたが、今回はチェロ協奏曲です。
まず1番ですが、3楽章からなる約20分の曲。全体的に緩やかな曲調で大変ノスタルジックでありかつ感傷的・叙情的なのが特徴。ここではメネセスがフレーズにあった美音を余す所無く聴かせてくれます。
続く2番は4楽章で約23分程の曲。こちらは一転して非常に起伏の激しい音楽なのが特徴。この曲も大変メロディ重視なのですが、オーケストレーションの厚みが増していることもありダイナミックでかつ色彩感に富んでいます。特に音楽的には短い後半の2つの楽章が秀逸です。
最後のファンタジアは3楽章で約20分の曲です。この曲はクーセヴィツキに献呈された曲との事です。冒頭のテーマから非常にミステリアスな雰囲気に溢れています。またソリストとオケの掛け合いが絶妙です。後半の2楽章は非常に色彩感に富んでいていかにも彼らしい作風に仕上がっています。
今回久し振りにメネセスのチェロを聴きましたが非常に上手くかつ色彩感に富んでおり、正にこれらの曲にはうってつけの演奏でした。またオケの方も意外に上手く聴いていて過不足はありません。

at 21:26, i3miura, CD

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フェドセーエフ指揮、B.チャイコフスキー/作品集


Boris Tchaikovsky
RELIEF:CR 991080
/Symphony NO.2
/Symphony with Harp*

Emilia Moskvitina(hp*)


RELIEF:CD 991076
/Concerto for Piano & Orchestra*
/Capriccioon English Themes
/"Juvenile",under the impression of the novel by F.Dostoyevsky*

Boris Tchaikovsky(pf/*)

Vladimir Fedosseyev/Tchaikovsky Symphony Orchestra of Moscow Radio

ボリチャイです。先日横浜に出張した際に購入したCDです。
まず交響曲の収録されたCD。交響曲第2番は以前コンドラシンの録音があったようですが僕は聴いたことがありません。また「ハープを伴った交響曲」はこれが初録音との事。
交響曲第2番は1967年の作品で作風としてはかなり前衛的な物。全体で約54分と長大な曲で、その中でも第1楽章が約22分を占めます。典型的なソヴィエトの作曲家の作風で管楽器が爆発する部分もありますが、基本的には厳しい音楽。続く第2楽章はショスタコから少し厳しさを排した感じの緩徐楽章です。最後の第3楽章もかなり厳しい雰囲気の音楽ですが、所々に入るClの合いの手が非常にシニカルで印象に残ります。
続く「ハープを伴った交響曲」。こちらは1993年の作品で全5楽章からなる約20分の作品。冒頭のhpのフレーズが基本となり音楽が展開していきます。基本的にhpというあまり音量の出ない楽器をメインにしている為、音楽自体もどちらかと言えば静かな音楽で、2番に比べると遥かに聴き易い作品に仕上がっています。
次のアルバムはピアノ協奏曲から。1971年の作品で全5楽章、30分強の作品。ここでは作曲家自身がソリストを務めています。曲は冒頭から非常に人を小馬鹿にしたような同じ音の連続打鍵による同音反復から始まります。しかも第1楽章約5分半ずっとこの状態。続く第2楽章はショパンのピアノ協奏曲からの引用。続く3〜5楽章ではピアノをひたすら打楽器的に使用しますが最後は静かに幕を閉じます。正直掴み所のない曲です。
続く「イギリスの主題によるカプリッチョ」。1954年の作品でイングランドとスコットランドの2つの主題を元に組み立てられており(どちらも聴いたことが無いです)、約8分ほどの曲ですが非常に聴き易く起伏に富んだ楽しい作品です。
最後は「青年時代」。1984年の作品でドストエフスキーの小説を基にした作品で約32分強の長さの曲。ピアノ、チェンバロ、リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバにソロが特徴の曲で、彼らしい泣きが入っておりなかなか聴かせます。
正直録音が決して多くは無い作曲家なだけに、録音されること自体が貴重なのですが、そういった中でも全体的に演奏レヴェルも高く聴き応えのあるアルバムでした。
ピアノ協奏曲他は今月のNAXOSの新譜でも登場するので、またまた楽しみです。

at 17:34, i3miura, CD

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A.ヒューイット、シャブリエ/ピアノ曲集


hyperion:CDA 67515
Emmanuel Chabrier
/Impromptu
/Ronde champêtre
/Dix pièces pittoresques
/Aubade
/Ballabile
/Caprice
/Feuillet d'album
/Habanera
/Bourrée fantasque

Angela Hewitt(pf)

hyperionレーベルにバッハやクープラン、ラヴェル等を録音しているヒューイットによる新譜。今回はシャブリエのアルバムです。
ここでも彼女はいつものファツィオーリと使用し、非常に軽やかなタッチで色彩感に富んだ音楽を聴かせてくれます。特に顕著なのが「絵画風の10の小品」。10曲夫々が違った表情を見せる曲集ですが、彼女は肩肘張ることなく大変洒脱で表情豊かに演奏します。彼の作品というとどちらかと言うと即効的な要素が強いのですが、そういった面からも過不足はありません。
正に楽しいアルバム。
個人的には彼の作品は全曲録音しても2枚程度で収まるので出来れば残りも録音してほしいものです。

at 13:13, i3miura, CD

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E.インバル、アイスラー/ドイツ交響曲


naïve:V 5031
Hans Eisler/Deutsche Sinfonie,op.50

Eliahu Inbal/Orchestre Philharmonique de Radio France
Sophie Koch(m-sop),Carolin Masur(alt)
Eike Wilm Schulte(bar),Kurt Rydl(bas)
Jtan-Louis Depoil & Pierre Roux(narrator)
Chouer de Radio France

元々あまり録音の無い曲に意外な新譜の登場。旧東ドイツの作曲家をユダヤ人の指揮者がしかもフランスのオケで、と言うことでどういう音楽が出来るのかと思ったんのですが、結果として非常に引き締まった音楽が出来上がりました。
ブレヒトのテキストに付けられた音楽は反ファシズムを歌ったもので、全12楽章の音楽は交響曲と言うよりはカンタータに近いものがあります。正直内容が内容なだけにとっつきにくい所がありますがインバルはフランスのオケと合唱から非常に重厚でシニカルな音楽を聴かせてくれます。

at 12:52, i3miura, CD

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外山雄三、武満徹/地平線のドーリア他


DENON:COCO-70775
Toru Takemitsu
/The Dorian Horizon
/Coral Island*
/A flock descends into the pentagonal garden
/Archipelago.S
/Corona

Yuzo Toyama/Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra
Rie Hamada(sop/*)

このディスクを買って気づいたのですが、武満徹氏は丁度10年前の1996年2月20日に亡くなっているので丁度没後10年ということになります。ここに収められている作品は「群島S.」以外は60〜70年代の作品と比較的彼の初期の作品となっています。
まず「地平線のドーリア」。弦楽器のみで演奏されていますが篳篥に似た音色で、かつ音色の濃淡・変化が非常に特徴的で不思議な音楽を聴かせます。
続く「環礁」は彼にとっては珍しい独唱作品。大岡信氏の詩「環礁」をソプラノ独唱によって唄われますが、この時期の彼の特徴である飛躍音程が支配し、かつしなやかな音色の為、この当時の前衛的な雰囲気を感じさせます。
「鳥は星形の庭に降りる」はサンフランシスコ交響楽団の委嘱による作品。この辺りの作品を聴くといかにも武満トーンといった感じでキラキラした音色が特徴的。この音楽は彼が夢の中で見た「無数の鳥が、一羽の黒い鳥にリードされて星型の庭に降りていく」という光景を音楽にしたものですが、黒い鳥=Fisであらわしており、全体を支配します。
「群島S.」はオーケストラを5群のグループ別けした作品で、ステージ上と客席に配しています。タイトルの由来は複数形のSですが、それ以外にもストックホルム、シアトル、瀬戸内海の島々が由来。晩年の作品ということもあり研ぎ澄まされた音色が特徴的。
最後の「弦楽器の為のコロナ供廚蓮峇直漫廚琉貮堯1藾媼圓浪珊發鯒ぐ佞冒び、 その音高を変えずに様々に彩られたプラス ティック・シートの色の変化に従って奏法を変え、音色変化させていくことが求められるという書いていると訳が判りませんが一聴の価値のある作品。

at 19:26, i3miura, CD

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K.ザンデルリンク指揮ブルックナー/交響曲第4番


Profil:PH 050220
Anton Bruckner/Symphonie Nr.4 Es-Dur "Romantische"

Kurt Sanderling/Symphonieorcheter des Bayerischen Rundfunks

昨年一度発売になりながらも編集ミスがあったとの事で一旦市場から消えていたらしいディスクとの事。第1楽章開始約50秒位でカットがあったらしいのですが、この盤ではそういった事はありませんでした。
ザンデルリンクによるブルックナーの録音と言うと考えてみるとそれ程残されていませんが、シュトゥットガルトとの7番も好演だったので期待が持てます。
実際聴いてみると流石と思わせる演奏です。第1楽章冒頭の弦のトレモロの部分からバイエルンの音色は非常に柔らかで耳を傾けずにはいられません。ブルックナーの曲では頻繁に強奏が出てきますが、そういった部分でも決して威圧的な音になることはありません。テンポは冒頭こそ幾分速めながらも途中より非常にゆったりとした設定になりながらも彼らしく所々で早足になったりと動かしていきます。
続く第2楽章は音色の柔らかさを前面に出したもので、16分台とゆったり目の設定で、一音一音を正に慈しみながら噛締めるように味わうことが出来ます。
続く第3楽章も決して慌てることの無い演奏で、決して賑やかなだけの音楽にはならず絶妙な音楽を聴かせます。
最後の第4楽章。ゆったりとしたテンポを基本としながらもだ1楽章同様に楽想毎にテンポを動かしたりと彼らしい所を見せつけてくれます。最後のクライマックスの部分も正に圧巻です。
バイエルン放送所有のテープからということで音は非常に良く安心して聴くことが出来ます。細かい所ですが、所々オケの縦が合っていない所がありますが、そういった所も正に些細なことに思えます。


at 18:16, i3miura, CD

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広上淳一、伊福部昭/SF交響ファンタジー


FIREBIRD:KICC 178
Akira Ifukube
/Symphonic Fantasia No.1
/Symphonic Fantasia No.2
/Symphonic Fantasia No.3
/Rondo in burlesque for Japanese Drum & Orchestra

Jyun'ichi Hirokami/Japan Philharmonic Symphony Orchestra

去る2月8日に91歳で亡くなった伊福部昭氏の追悼盤として店頭に並んでいた商品を購入。その昔「伊福部昭の芸術」と言うシリーズで出ていたものの第4段(店頭には1〜4,7の在庫がありました)。
彼の代表作と言うと世間一般的には「日本狂詩曲」や「シンフォニア・タプカーラ」辺りなのかもしれませんが、個人的にはここに収録されている「SF交響ファンタジー」が好きです(子供の頃見た怪獣映画というかゴジラの影響かもしれませんが)。ただ作曲家自身はこの作品に対して非常に否定的だったようで、1回限りの映画音楽コンサート用に作曲しただけで、自身の作品リストからも外したかったそうです。
で、演奏ですが他では味わえないに優れた演奏。非常にエネルギーが溢れ、南方的なエキゾティックな雰囲気も満点。このCDの特徴は細かくトラック分けされているので夫々がどの曲からのアレンジなのかはっきりと判ります。ただこうやって3曲聴くと2番と3番は少々レヴェルが落ちるかなと言う気がします。
また「倭太鼓とオーケストラのためのロンド・イン・ブーレスク」は1972年に作曲された吹奏楽の為のロンド・イン・ブーレスクがオリジナル。この曲も「ゴジラ」、「怪獣大戦争」、「フランケンシュタインVS地底怪獣」「わんぱく王子の大蛇退治」からのアレンジでSFファンタジーと重複していますが、これもなかなか面白い作品です。

at 23:24, i3miura, CD

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L.チェクナヴォリアン、シベリウス/交響曲選集


TOWER RECORDS:TWCL-3015
Jean Sibelius/Symphony No.1 in e minor,op.39*
Aram Khachaturian/Symphony No.3 in C major "Symphony-Poem"**

Loris Tjeknavorian/Royal Philharmonic Orchestra*
Leopold Stokowski/Chicago Symphony Orchestra**
Mary Sauer(org/**)


TOWER RECORDS:TWCL-3016
Jean Sibelius
/Symphony No.4 in a minor,op.63*
/Symphony NO.5 in E flat major,op.82*
/The Swan of Tuonela,op.22-2**

Loris Tjeknavorian/Royal Philharmonic Orchestra*
/London Philharmonic ORchestra**

またまたチェクナヴォリアンです。前回のショスタコヴィッチに続き今回はシベリウスの選集です。調べてみるとチェクナヴォリアンは1.2.4.5番を録音していると言うことですが、ここには2番以外が収録されていて全てが初CD化ということです。確かに彼のキャラクターからはシベリウスは遠く離れています。
まず交響曲第1番から。この曲は彼の作品の中でもドイツ・ロマン派の影響の強い作品ですが、そういった観点から見るとありえない演奏ではありません。第1楽章冒頭のclのソロから非常にたっぷりと歌いこんできます。ただ全体を通して早めのテンポでグイグイと進み、基本的には余計な思い入れというものを排しています。彼の個性が一番現れているのはやはり第3楽章。怒涛のように過ぎていき、第4楽章などは意外に聴かせてくれます。
次の交響曲第4番はシベリウスの作品の中でも最も難解な作品でチェクナヴォリアンの個性からは最も遠い位置にありそうな曲です。正直彼にしては珍しくモッタイブッタ演奏を心がけて入るようですが、相変わらずの厚ぼったいサウンドでまくし立てるので、正直違和感が強いです。所々変なバランスで入ってくる楽器の音も一層そういった雰囲気を強めさせてくれます。
それを考えると第5番はそれなりに楽しめます。この曲に関しては外面的な派手さが栄える曲なのでチェクナヴォリアンの解釈でも充分楽しむことが出来ます。スケール感たっぷりで祝祭的な雰囲気にも事欠くことがありません。第3楽章は少々音が団子状態になっていますが・・・。第2楽章辺りももう少し情感たっぷりにして欲しいのですが・・・。
「トゥオネラの白鳥」はやはり妙な演奏です。それにしてもこの当時、何故彼にシベリウスを録音させたのかが正直不思議でなりません。
最後にストコフスキのハチャトゥリアン。この演奏は以前から持っているのでなんですが、正直この曲の演奏にしては大人しめのあまり面白くない演奏です。

at 23:05, i3miura, CD

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L.チェクナヴォリアン、ショスタコヴィッチ/交響曲第10番ほか


TOWER RECORDS:TWCL-3014
Dmitri Shostakovich/Symphony NO.10 in e minor,op.93
Aram Khachaturian/Excerpts from "The Gayane",ballet*

Koris Tjeknavorian/National Philharmonic Orchestra
Tristan Fry(perc solo/*)

TOWER RECORDSとRCAの共同企画によるCDの新譜。今回はチェクナヴォリアン関係で何枚か興味深いディスクがあったので購入。
まずはショスタコヴィッチの交響曲第10番他。彼のショスタコの録音があったこと自体知りませんでしたが、しかも10番と言うのは少々驚きであり以外です。
演奏は少し遅めのテンポ設定で粘着質の演奏を聴かせます。まず第1楽章ですが、演奏時間26分30秒というタイミングでどう曲の中でもかなり遅い部類に入ります。悠然と歌っているといえば表現は良いですが少々間延びしていて緊張感が薄いというのが実際です。
続く第2楽章は彼の本領発揮と言う感じで、落ち着いたテンポながらも豪快にオケを鳴らしきった表現になっています。続く第3&4楽章は中庸なテンポ設定。ただ第1楽章同様緊張感の薄さというのが気になります。正直この曲に関してはカラヤン盤の異常な緊張感・恐怖感というものが基準になっているので、どの演奏を聴いても正直不満はあるのですがこの演奏はそういった基準から外れた演奏なんだと思います。チェクナヴォリアンにそういったものを求めることが間違っているのかもしれませんが・・・
あと最後に第4楽章の一番最後の和音の後にヘンテコリンなffで止めを刺します。
余白の「ガイーヌ」からは「アダージョ」、「レズギンガ」、「剣の舞」、「ゴパック」の4曲です。やはり彼にはこういった民族臭の強い小品の方が似合っているのかもしれません。

at 23:14, i3miura, CD

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