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E.アブラス指揮&D.パパテオドルー(pf)、マルコプーロス/ピアノ協奏曲「図形の動きに」ほか

JUGEMテーマ:音楽

NAXOS:8.572237
Yannis Markopoulos
/Pyrrichios Dance No.13 "Nemesis"  from "24 Pyrrichioi Dances"(1)
/Piano Concerto "Shapes in Motion"(2)
/Tryptych for flute,strings and harp(3)
/Concerto-Rhapsody(4)
/Little Fantasy(5)
/Classical Sketches:No.2.Lamento(6)
/Evilia Topia(Sunlit Landscapes)(7)

Michel Tilkin/Brussels Philharmonic-The Orchestra of Flanders(1)
Edwig Abrath/Symphonisch Orkest van de Vlaamse Opera(2.4)
Iannis Leonidakis/Brussel Virtuosi(3.6)
Marc Grauwels(fl/1.3.5.6.7),Dimitri Papatheodorou(pf/2)
Zacharias Spyridakis(cretan lyre/4),Sophie Hallynck(hp/3.6)
Dalia Ouziel(pf/5)

最近ではギリシャの作曲家のCDもテオドラキスやスカルコッタスをはじめとして色々と登場していますが、まだまだ決して知名度が高いとはいえない作曲家のひとり、Y.マルコプーロスのCDです。
彼は1939年生まれなので今年71歳の現役作曲家。このCDではそんな彼の初期作品である「古典的スケッチ」(1958年作曲)から録音当時の恐らく最新作である2007年作曲の「太陽に照らされた風景」まで7曲が収録されています。
1曲目は「24のフィリチオス・ダンス」から第13番「ネメシス」(2001年完成)。管弦楽とフルートのための7分強の作品。本来はフルートではなくヴァイオリンのために書かれた作品で、冒頭のオーケストラの調べから愁い感じさせる響きで、フルートのソロの登場と共に、そういった印象はより強くなります。この演奏を聴く限り、ヴァイオリンよりフルートのほうが曲にあっていると思います。
2曲目はピアノ協奏曲「図形の動きに」です。3楽章構成で21分ほどの作品(1999年作曲)。アレグロの第1楽章はどこかモダンで軽妙さを感じさせるメロディーで親しみやすさを覚えさせます。第2楽章モデラートは透明感の強い叙情的な楽章。ピアノの粒立ちが良さが印象的。所々昔の日本の音楽を感じさせるような部分あります。第3楽章はリズミカルなアレグロ・プレスト。といっても疾走感はあまり感じあれず、リズムをしっかり刻んで進んでいくような楽曲。なんか映画音楽のような雰囲気も感じさせますが変化に富んだ楽曲です。演奏も非常に手堅くしっかりこなれています。
次は、フルート、弦楽、ハープのためのトリプティーク(1969,2001-2006作曲)。15分ほどの3楽章構成の小品で夫々の楽章には「母」「夕べの光」「愛」とタイトルがつけられています。
対のコンチェルト・ラプソディーは1986年作曲に作曲されたクレタ・リラのための協奏曲。因みにクレタ・リラとは、三弦の弦楽器だそうです。今までの曲比べると民族性がより強く感じられる作風で、田舎の風景を感じさせる第1楽章は、なかなかクレタ・リラが登場せず、フルートのメロディーの魅力に引き込まれてしまいました。第2楽章は軽妙なアレグロ楽章、力強さも感じさせます。第3楽章はフィリチオス・ダンス。ただ演奏はソリストはなかなか乗っているのですが、オケは少々オトナシ目。地元のオケの演奏で聴いてみたい!
残りの3曲はフルートがソロを務める曲が並びます。小幻想曲2005年の作品でカラフルな音色の小品。「哀歌」は学生時代の作品で、物悲しげなメロディーが印象的です。最後の「太陽に照らされた風景」はフルート・ソロ作品。幻想的な小品です。
思っていた以上に現代的作風で、一部の作品を除きあまり癖がなく聴き易い作品が集められています。ただオケの共感がちょっと弱い???かな

at 15:37, i3miura, CD

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メッツマッハー指揮、ハルトマン/交響曲第3番ほか

JUGEMテーマ:音楽

EMI:5 55254 2
Charles Ives
/Robert Browning Overture
Karl Amadeus Hartmann
/Sinfonie Nr.3

Ingo Metzmacher/Bamberger Symphoniker

単発で揃えていた、メッツマッハー指揮によるハルトマンの交響曲全集の最後の1枚。
今回は交響曲第3番という2つの緩徐楽章で構成される変則的な作品と、アイヴスの「ロバート・ブラウニング」序曲という、なかなか濃い内容の組み合わせです。
最初はアイヴスの「ロバート・ブラウニング」序曲。冒頭の弱音の部分からなかなか緻密な音楽作り。その後出てくる音楽はいかにもアイヴスといった感じの混沌としたもので、時には爆発、時には静寂といった具合で一筋縄ではいかないものを、若干音楽との距離感は感じさせながらも手際よく聴かせてくれます。何ともいえないギコチナサがアイヴスらしいといえるかも知れません。特に第4部後半のヘンテコは・・・。この人の作品って、ホント何なんだろう?と思わせるものが多いです。
メインのハルトマンの交響曲第3番は1948~49年に作曲された作品。1940年作曲の「悲劇的交響曲」と1944年作曲の「嘆きの歌」という2つの作品をベースに改変された作品。ラルゴで開始される緩徐楽章の第1楽章は冒頭から美しく奏でられるメロディーにハッとさせられます。その後も重苦しい音楽が続きます。作曲時期的に戦後ということもあり、鬱屈したものを感じさせます。中間部以降ではテンポもアレグロと速くなるものの、明るさはなく重苦しさが頭をもたげます。ただドラマティックな表現力は十二分に感じさせ、後半の怒涛のクライマックスなど魅力ある音楽が繰り広げられます。続く第2楽章もアダージョで開始される緩徐楽章。トランペットによる悲劇的なメロディーで開始されます。その後はブルックナー(彼ほど重厚ではなく)やマーラー(彼ほど複雑ではなく)の作風の影響を感じさせながらも、重苦しくなりきらず、音楽的にも美しい非常に流れるメロディーが印象的です。ただ中間部以降では一瞬落ち着きのない雰囲気も感じさせるものの、再び美しいメロディーが舞い戻ってきます。R.シュトラウスの「メタモルフォーゼ」を創造させる純度を感じさせます。メッツマッハーの明晰な棒裁きの下、作品の本質がうまく表現されていきます。
数年越しでハルトマンの交響曲を全曲聴きましたが、確かに万人受けする内容ではないですね。とはいえ、全集がメッツマッハーとクーベリック&ライトナー盤の2種類しかないというのは、さすがに淋しすぎます・・・。

at 22:18, i3miura, CD

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井上道義指揮OEK、三枝成彰/「イカの哲学」&ベートーヴェン/交響曲第1番

JUGEMテーマ:音楽
無題.jpg
Warner Classics:WPCS-12292
Shigeaki Saegusa
/Pino Concerto "Philosophy of Squids"*
Ludwig van Beethoven
/Symphonie Nr.1 C-Dur,op.21**

Michiyoshi Inoue/Orchestra Ensemble Kanazawa*.**
Kawori Kimura(pf/*),Toshiya Yabuuchi(narrator/*)

2008年9月10日に行われたOEK定期演奏会のライブ録音。
シーズン最初のコンサートということで、委嘱作品の演奏が行われるのですが、この時は表題の三枝成彰の「イカの哲学」が演奏されました。08〜09年のコンポーザー・レジデントということで、元々は前音楽監督の岩城宏之からの委嘱作品だったということです。「イカの哲学」、人を馬鹿にしたようなタイトルですが、哲学者の故波多野一郎の書いた「烏賊の哲学」を題材にしています(中沢新一が解説・論考を加えた「イカの哲学」という新書も出ています)。作品はピアノ協奏曲となっていますが、そこに語りも加わり、一種独特の世界が広がります。曲は冒頭から「イカは」という語りで開始され、その後すぐに登場するピアノは速いパッセージがなかなか格好良いです。三枝作品にしては(といってもそれほど聴いたことがあるわけではないのですが)現代音楽っぽい響きで、ピアノもメロディーを奏するというよりはひたすら打鍵といった感じです。その後もダイナミックな音楽が展開され、団員による足踏みや拍子木が入ったりとなかなか面白い工夫も加えられています。後半部分になると、朗読も今までの力がこもったものとは表情が変わります。詩(朗読)の内容ですが、タイトルからは少々ふざけた感じもするかもしれませんが、なかなか高尚な内容になっています。ある意味オリジナリティーに溢れた作品で、面白い作品に仕上がっています。
後半はベートーヴェンの交響曲第1番。他のオケではこの曲がメインになることはあまりないような気がしますが、編成の大きくないOEKではしばしばこういう作品がメインになります。第1楽章は比較的遅めのテンポ設定で、表情の豊かさが目を引きます。ただ少々腰の重めなのが気になりますが(ハイドンの延長線上の作品なのに軽やかさが)・・・。第2楽章もバランスのよい、上質な音楽が展開されます。第3楽章は抑制の効いた表現ながら、表情付けも細やか。けっして暴走することなくリズミカルな音楽が展開されます。第4楽章も非常に軽快で、上質な仕上がり。よい意味で作品が手の内に入っている感じです。
久しく定期を聴いていませんが、久しぶりに聴きたいな〜

at 00:10, i3miura, CD

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N.ヤルヴィ指揮、ラフマニノフ/「悲しみの協奏曲」&「コレルリの主題による変奏曲」ほか

JUGEMテーマ:音楽
無題.jpg
CHANDOS:CHAN 9261
Sergei Rahmaninov
/Concerto élégiaque for piano & orchestra  in d minor,op.9b(orch:A.Kogosowski)*
/Variations on a Theme of Corelli,op.42(orch:C.Dumbraveanu)**
/Vocalise,op.34 no.14(arr:S.Rachmaninov)**

Neeme Järvi/Detroit Symphony Orcehstra*.**
Alan Kogosowski(pf)*

ネーメの未架蔵CDだったものの1枚です。
今回収録されている3曲はいずれもオリジナルではなく、本人or第三者の手が加えられています。
まず最初はピアノ三重奏曲第2番をここでもピアノを演奏しているA.コゴソウスキが編曲した「悲しみの三重奏曲」です。と書いた後で、あれ?と思ったのが、原曲を知らない・・・ということ。アレンジ物(しかも他人の手による)を初めて聴くのも順番としてどんなもんだろう?第1楽章冒頭のピアノの下降フレーズが淡々と奏される部分から、ほの暗い雰囲気満載で、違和感を感じさせません。その後も正にラフマニノフという感じの音楽で、激しい失意や絶望感というものがこれでもかというくらい表現されます。オーケストラ版ということで、スケール感も十分です。ただ少々しつこすぎるかな〜。第2楽章は第1楽章に比べると音楽的な救い(絶望感からの)が感じられます。流麗でありながらも、どこか取り留めのない感じの音楽。最後の第3楽章は弦楽器による激しいメロディーで開始されます。その後もひたすら激しく悲痛(悲壮)な世界が延々繰り返されます。スケールが大きく深みが感じられます。最後に再び第1楽章冒頭のテーマが登場し、深い悲しみを表現し閉じられます。恐らく原曲はもっといい作品なんでしょう。今度買って聴かなければ・・・。
次は「コレルリの主題による変奏曲」。この曲はロシアの指揮者であるC.ダンbベラヴーヌ(Dumbraveanu)がオーケストレーションしたもの。さすがにこの作品は原曲を知っているだけに・・・という感じ。アレンジが中途半端に効果を狙った感じ(派手すぎ)で、少々違和感を覚えてしまいます。まあこういう作品だと思えばそれほどでもないのかもしれませんが・・・。
そういう風に聴くと、最後の「ヴォカリーズ」は安心して聴けます。テンポ的の緩急があり、それほど速くない感じ(部分的にはかなり遅い)なのですが、演奏時間4分半と比較的短め。非常にしっかりとした仕上がりの演奏。
「悲しみの協奏曲」なんかでは、ピアノを中心に少々タブつき気味の録音が気にはなりました。ただやはり原曲を知らないとな〜。

at 18:08, i3miura, CD

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尾高忠明指揮OEK、ハイドン/「ディドとエネアス」組曲 & ハイドン/交響曲第104番「ロンドン」ほか

JUGEMテーマ:音楽
無題.jpg
Warner Classics:WCCS-12382
/Henry Purcell
/"Dido & Aeneas",suite*
Wolfgang Amadeus Mozart
/Rondo füKlavier und Orchester D-Dur,K.382**
Benjamin Britten
/Young Apollo for piano & strings,op.16***
Frederick Delius
/Two piaces fro small orchestra*
Franz Joseph Haydn
/Symphony No.10 in D major,Job.I-104 "London"*

Otaka,Tadaaki/Orchestra Ensemble Kanazawa*.**.***
Kosuge,Yu(pf/**.***),Michael Dauth(1st vn/***),Ebara,Chie(2nd vn/***)
Anbo,Ema(va/***),Kanta,Lddovit(vc/***)

2009年3月21日の第258回定期公演を収めたCDの登場です。
今回は指揮者に尾高忠明を迎え、尾高氏ならではの選曲ということでイギリス音楽を中心とした曲が並べられています(ハイドンは「ロンドン・セット」だからともかく、なぜモーツアルト?ということはさておき・・・)
ということで、最初はパーセルの「ディドとエネアス」から6曲を抜粋した組曲で、「序曲」「勝利の踊り」「復習の女神たちの踊り」「リトルネッロ」「水夫の踊り」「魔女の踊り」
が選曲されています。いちいち各曲に関しても書くのもなんなので省略しますが、彼の指揮は所謂ピリオド奏法を意識したものではなく、従来のスタイルの延長線上にあるもので、優雅で何ともいえない品があり、軽やかかつ何ともいえない上質な響きを備えたものに仕上がっています¥。
次からの2曲ではピアニストの小菅優さんも加わります。最初は何故かモーツアルトのピアノと管弦楽のためのロンドK.382。正直彼のこの手の作品はどれも一緒に聴こえるのですが、この曲は聴いた瞬間に、あぁこれねとわかる作品。ピアノも明るく切れがあり、オケともども上質な仕上がりを聴かせます。
次はブリトゥンの「若きアポロ」。ピアノ五重奏と弦楽オーケストラという一風変わった編成の作品。ピアノ&弦楽四重奏共に非常に切れ味を感じさせ、正直あまり聴く機会のないこの作品を一気に聴かせる魅力あふれるものに仕上げています。またサウンド的にも非常に華やかなものがあります。
次はディーリアスの「小管弦楽のための2つの小品」。「カッコウ」は比較的速めのテンポ設定で颯爽とした爽快感を感じさせる演奏。続く「川面の夏の夜」は表情付けが細やかで、いかにもイギリスの作曲家の作品という感じの絵画的な仕上がりが印象的です。
最後はハイドンの交響曲第104番「ロンドン」。全体を通して何とも力みのない、優雅(典雅)さを感じさせるもので、オールド・スタイル、ピリオド奏法どちらとも違う魅力を感じさせます。非常に品のある演奏で、いかにも尾高というものです。
選曲的にも一ひねりがあり、一夜のコンサートで聴くには、イギリス音楽の世界を十分堪能できる物となっています。CDで聴いても十分楽しめます。

at 23:21, i3miura, CD

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J.メルシエ指揮、グヴィ/交響曲第6番&シンフォニエッタ

JUGEMテーマ:音楽

CPO:777 380-2
Louis Théodore Gouvy
/Symphonie n°6 en sol majeur,op.87
/Sinfonietta en ré majeur,op.80

Jacques Marcier/Deutsche Radio Philharmonie-Saarbrücken Kaiserslautern

J.メルシエ指揮によるグヴィの交響曲全集の第2弾CDです。
今回は比較的後期の作品である交響曲第6番とシンフォニエッタという2作品が収録されています。
まず最初の交響曲第6番。彼の最後の交響曲(wikiあたりで見てみるとト短調作品80は第7番となってますが、この辺の信憑性はどうなんでしょうか?)であり、1889年に一旦完成したものの後に手を加え、結局72歳の1892年に最終完成をさせました。4楽章構成で30分ほどの作品。第1楽章はポコ・アダージョの長い序奏部を持ち、非常にスケールの大きな雄大なメロディーで開始されます。どこか聖歌を思わせる静謐さも兼ね備えています。アレグロの主部に入ってからは非常にメロディアスで祝祭的、かつ活き活きとした世界が広がります。少々前のめりで推進力のある部分はなかなか魅力的です。第2楽章はスケルツォ楽章で元は未出版の管器七重奏を題材にしている楽章。ウィーン風の音楽で6/8拍子の軽やかなメロディーがが愛らしい雰囲気を醸し出しています。第3楽章は緩徐楽章で、この楽章も「ガロア小組曲」という管楽作品が題材になっています。牧歌的な雰囲気に満ちた愛らしい楽章。最後の第4楽章は勇壮かつ華やかな雰囲気で開始されます。タランテラのリズムによる快活な力強さと、叙情的なメロディーが交互に登場します。どこかオペレッタの序曲風の軽妙さがあり、最後も豪快(かつ軽やか)にクライマックスを迎えます。
次のシンフォニエッタは1885年作曲の4楽章構成約30分ほどの作品。この作品の第1楽章もどこか牧歌的な序奏で開始され、主部に入ると非常に軽やかで愛らしいメロディーが支配します。雰囲気としては正にブラームスの交響曲第2番やシューマンの交響曲をフランスの作曲家が書いたらこうなりました、という感じです。第2楽章は6/8拍子によるスケルツォ楽章。非常に軽妙なメロディーと叙情性豊かなメロディーが交錯するユーモラスな楽章に仕上がっています。続く第3楽章は3/4拍子の非常にロマンティックなメロディーの楽章。叙情的でこの楽章もシューマンの雰囲気を漂わせています。非常に聴きやすく耳に優しい世界です。とはいえ一本調子ではなく、中間部以降で少しですが激しさも見せてくれます。最後の第4楽章は祝祭的な楽章。決して力押しすることはなく、豊かなメロディー性を感じさせます。正直シンフォニエッタというような小規模な作品ではなく、印象としてはきちんとした交響曲です。
早く第3,4弾がが聴きたい、そう思わせる1枚です。

at 21:58, i3miura, CD

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G.プレ(vn) & C.ヘンケル(vc)、コダーイ/ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲ほか


JUGEMテーマ:音楽

HARMONIC RECORDS:H/CD 8717
Béla Bartók
/Sonate for solo violin,Sz.117*
Zoltán Kodály
/Duo for violin & violoncello,op.7**

Christoph Henkel(vc/*.**),Gérard Poulet(vn/**)

これもまた随分と前に買ったままになっていたCDの1枚です。
コダーイとバルトーク共に決して嫌いな作曲ではないのですが、正直管弦楽曲以外はあまり聴いたことがありません。
そんな彼らの作品の中から、バルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとコダーイのヴァイオリンとチェロのための二重奏という2曲が収録されています。
まず前者、バルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタから。この作品は彼の正に最晩年にあたる1944年3月(彼の死は1945年)の作品で、メニューインの依頼で書かれた曲。4楽章構成で25分ほどを要します。彼の渡米後の作品に見られる「大衆受け」、というものは影を潜めかなり緊張感の高いどこか諦念的な雰囲気を感じさせます。一応バッハの第1番をオマージュしています。第1楽章は「シャコンヌのテンポ」となっていて、古代のシャコンヌのリズム構成をとっているということですが、あまりシャコンヌという感じはさせません。うねるようにひたすら激しく情念的な音楽。プレのヴァイオリンも大きな構えでがっしり聴かせます。第2楽章「フーガ」も荒々しい音楽で彼独自のものなのですが、何処となくショスタコヴィッチ的なサウンドも感じさせます。第3楽章「メロディア」は前の2つの楽章とは対照的な叙情的な楽章。とはいっても美しくはあるものの、厭世的な響きが支配します。第4楽章「プレスト」は無窮動的なメロディーが支配する楽章。どこか達観した雰囲気が支配し、壮大なスケール感すら感じさせます。
次のコダーイの二重奏曲は1914年作曲で、3楽章構成20分強の作品です。第1楽章からまさにコダーイといったメロディーであり響きが感じられ、ヴァイオリンとチェロのぶつかり合う様は、正に2挺の葛藤という感じです。ただシュタルケルのような激しさとはまた違う世界観。第2楽章は一転してゆったりとした緩徐楽章となるものの、どこか地の底を這うかのような緊張感があります。第3楽章はリズミカルで、うねるようなメロディーが印象的。けど本当にコダーイの作品というのは、何処を切ってもコダーイが顔を出します。
2人の名手による非常にレヴェル。密度の濃い演奏で、満足のいくものなのですがコダーイではもう少し泥臭さ&緊張感が欲しい気もしなくはないです。

at 20:55, i3miura, CD

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キタエンコ指揮、R.シュトラウス/「町人貴族」 & プッチーニ/交響的前奏曲ほか

JUGEMテーマ:音楽

MELODIYA:SUCD 10-00046
Richard Strauss
/"Le bourgeois gentilhomme",suite,op.60*
Gioacomo Puccini
/Capriccio sinfonico**
/Intermezzo da "Manon Lescaut"**
/Preludio sinfonico**

Dmitri Kitaenko/Moscow Philharmonic Orchestra*.**
Valentin Zhuk(vn/*),Ernst Pozdeyev(vc/*),Varely Kamyshov(pf/*)

さてキタエンコです(考えたら変な書き出しですね)。彼がモスクワ・フィルの音楽監督時代に残した録音の中から、比較的珍しい曲を収録した1枚です。
1曲目はR.シュトラウスの「町人貴族」組曲。彼の管弦楽作品にいては珍しく小編成の作品。で演奏ですが、何かが違う・・・。冒頭の序曲から妙に豊満な音色でリズムの切れもあまりよろしくない。編成が小さいはずなのになぜかボッテリとしたサウンド。う〜ん。。。続く「メヌエット」も腰が重〜い。ケンペ盤やホグウッド版のようなリズムの切れはどこ?といった感じ。ただある意味シュトラウス的サウンドには満ちていて、ある種のグラマラスさを感じさせまし、中間の2曲(リュリの作品)は品良く聴かせてくれますし、ゆったりとしたメロディーの楽曲はそれなりにまとまっています。最後の「宴会」もどことなくぎこちなさが・・・。う〜ん全体をとおしてキタエンコにしては消化不良というか煮え切らない演奏です。
次はプッチーニの作品が3曲(R.シュトラウスの余白にプッチーニというのも、流石MELODIYA、どういうセンスなんでしょうか?)。「マノン・レスコー」からの間奏曲以外は初めて聴きます。
最初は「交響的奇想曲」という13分ほどの作品。交響的かどうかはともかく、冒頭からオペラの前奏曲を感じさせる勇壮かつ重厚なメロディーで開始されます。とはいえ中盤ではもろ「ラ・ボエーム」的なメロディーが登場したりと、やはりプッチーニです。オケ・指揮者共に先の「町人貴族」と打って変わって、雄弁で熱い熱い血が滾ります。
次は「マノン・レスコー」から間奏曲。冒頭から延々続くチェロのソロが泣かせます。カラヤンほどの甘味は無いものの、そこはソヴィエトのオケ、独特の響きで迫ってきます(スヴェトラーノフが振ったらもっとドロドロなんでしょうね)。
最後は「交響的前奏曲」。10分ほどの小品です。ひたすらメロディアスな作品で、弦楽器中心に奏されるメロディーはまさにオペラの前奏曲といわれても何の違和感も感じさせない作風。
CDの出来としてはどうでしょう?前半のR.シュトラウスがなけらば、キタエンコらしい上出来なアルバム。ソヴィエトのオケでああいう軽妙な選曲をしなければ・・・、まあ国策として仕方なかったのかな?

at 23:08, i3miura, CD

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A.ミラ指揮、E.カラインドルー/"Dust of Time"

JUGEMテーマ:音楽
無題.jpg
ECM:ECM 2070(476 6766)
Eleni Karaindorou
/"Dust of Time"
Alexandros Myrat/Hellenic Radio Teleision Orchestra
Sergiu Nastasa(vn),Renato Ripo(vc),Maria Bildea(hp)
Vangelis Christopoulos(ob),Spyros Kazianis(fg),Antonis Lagos(hr)
Dinos Hadjiiordanou(accordion),Eleni Karaindrou(pf)
Camerata,Friends of Music Orchestra
Natalia Michailidou(pf)

ギリシャの映画監督T.アンゲロプロスの20世紀歴史三部作第2作にあたる"Dust of Time"のサウンドトラックです。1年以上前に購入したものの、山の中に埋もれていた1枚です。
彼女の作品は好きなのですが、この作品はまだ見ていません(日本で上映されたのでしょうか?)。一応調べてみると「第三の翼」という邦題はついているようですが・・・
さて映画の内容といきたいのですが、ECMのこの一連のサントラは映画のシーンの写真のみで、解説が一切ないので内容が全くわかりません。各曲のタイトルも必要最低限だし・・・。ただ今回の作品は彼女の作品では初の英語による作品ということで、少しはとっつきやすくなっているのでしょうか?
曲は全部で19曲収録されていて、最初の「失われた時」〜「さよなら」までヴァイオリンとハープ、ピアノとアコーディオン、ヴァイオリン・ソロといった小編成のものから、ピアノと弦楽オケ、フル編成のオケまでといった多彩編成で構成されますが、紡ぎだされる音楽はいつものカラインドルー。淡々と美しい、ひたすら静謐が支配するもの。正直いつも同じような音楽なのに、何故か惹かれるものがある、不思議な世界観が特徴的です。また過去の作品に比べると静的な部分がより強くなっています。
表現するのが非常に難しいのですが、映像が無くても「静の魅力」というものを強く感じさせます。恐らく映像を見るとその映像美と少ない台詞の独特の間合いなどにひたすら圧倒されるのでしょうが・・・


at 21:14, i3miura, CD

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V.クリストプーロス指揮、スカルコッタス/「夜の愉しみ」ほか

JUGEMテーマ:音楽


BIS:CD-1554
Nikos Skalkottas
/Concerto for  Two Violins and Orchestra(orch:Kostis Demertzis)*
.Concertiono for Two Pianos and Orchestra**
/Characteristic Piece "Nocturnal Amusement***

Vassilis Christopoulos/Thessaloniki State Symphony Orchestra*.**.***
Georgios Demertzis(vn/*),Simos papanas(vn/*)
Maria Asteriadou(pf/**),Nikolaos Smaltanos(pf/**)
Dimitris Desyllas(xylophone/***)

BISが進めているスカルコッタスのシリーズの恐らく最新CDです。暫くこのシリーズの新譜は出ていなかったと思うのですが、もしかしたら見落としがあるような・・・
今回は彼にとっての比較的後期の協奏曲的作品を収録してます。
先ず最初は1944年に作曲された2つのヴァイオリンのための協奏曲。この作品は以前CD-1244として録音されていた作品をK.デメルツィスが1999年にオーケストレーションしたヴァージョンでの録音です。曲は第1楽章から十二音音楽の影響を強く感じさせる響きです。第2楽章は一転してひんやりした雰囲気の楽章。ところどころ幻想的な雰囲気も漂わせながら、比較的聞きやすい世界を拡げます。最後の第3楽章も十二音音楽で書かれてはいるものの、聴きにくさなどは感じさせません、。音楽的にも非常にまとまりを感じさせ、ある種の心地よさ?を感じます。不思議な音楽です。
2曲目は1935年作曲の2台のピアノのための協奏曲。3楽章構成で12分強の作品。作曲から4年ほど遠ざかっていた後の復帰作?。第1楽章から先の2つのヴァイオリンのための協奏曲同様に十二音音楽の影響を感じさせる作品。ただサウンド的には非常に聴きやすいです。第2楽章は微温的な雰囲気を感じさせる緩徐楽章で間奏曲的要素の楽章。最後は再び快活なアレグロ楽章となり、飛び跳ねるようなリズムが前面に押し出されます。ただ全体をとおして、それほど癖が強くなく、聴きやすい作風となっています。
最後の「夜の愉しみ」は一種シロフォン協奏曲(といっても3分半程の小品ですが・・・)。彼の正に最晩年(といっても45歳ですが)の1949年作曲。ただこの作品、聴くと何処が夜?という感じで、ひたすら賑やか。「花火」的要素満載の非常に軽快で遊び心を感じさせる作品。
正直彼がギリシャの作曲家でなければ、恐らくもう少しは聴かれているんだろうな〜、という感情を抱かずにいられない作品です。

at 00:04, i3miura, CD

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